Granite採択学生インタビュー

Information Science

Granite 情報科学領域

向川研究室藤原 和真さん

あなたの研究テーマについて教えてください。What is your research theme?

25-48-01

複屈折万華鏡ハイパースペクトルカメラです。

一見、自由研究の題材のような万華鏡や偏光アートなどの物理現象を応用し色情報をより多く取得できるカメラを作る研究です。修士論文発表前後から始め、現在、プロジェクト進行中なのでご期待ください。国際会議や論文投稿が済み、胸をはって紹介できるまで学術的・社会的意義を話すのを控えさせていただきます。意義を主張するのは至極簡単なので、そこで仮初の満足しないための自戒です。

なぜ博士課程へ進学しましたか?Why did you decide to pursue a doctoral program?

25-48-02

最も簡潔な回答をすると、小学生のころから科学者になりたかったからです。これはこれで簡潔でいいですけど、インタビューとしては味気がありません。そこで、もう少し視点を近年に移動して語ってみます。僕は昔から変なことや新しいことが好きな人間です。ここ数年、僕は変なスマートフォンカメラを追いかけ、それの比較・考察をすることにのめりこんでいました。しかし、それは新製品が発表されるのを待つ日々です。新製品がでないから退屈するだけでなく、新製品に勝手に変や新しいことを期待して、そこまで目新しくない製品がでては勝手に落胆したりもしていました。そういう待ちの姿勢より、変や新しいことを作る側になりたい。その線上に博士課程があります。

Graniteの支援で役立っている・助かっていることを教えてください。Please share what has been helpful or beneficial through the support provided by Granite.

研究予算です。やはり、研究予算のあるなしは大きな違いです。研究予算があるだけで、たたき台までは、根回し不要で作り上げることができます。そもそも根回しをするためにはたたき台が必要です。

将来の目標、もしくはあなたが胸に秘めた野望があればぜひ教えてください。Please share your future goals or any ambitions you hold close to your heart.

スマートフォンカメラやガンダムシリーズなどを見ていると、これらビッグプロジェクトでは多種多様なコアアイデアが光っているのを見て取れます。多種多様なメンバーのアイデアをうまく取り込み形にしているのは様々な記事からもみてとれます。そういう風に自分のアイデアだけでなくメンバーのアイデアを取り込んだうえで、カオスにするのではなく、より面白いものにできるリーダーになることが目標です。具体的には冨野監督みたいなリーダー像が憧れです。「言うは易く行うは難し」で何度か小さなチャレンジはしてきましたが、なかなかうまくいきません。野望の意味が「身の程を知らない大それた野心」(出典:小学館)とのことなので、身の程を考えず自由に書いてみました。

博士課程進学を考えている人へのメッセージをください。Please share a message for those considering pursuing a doctoral program.

25-48-03

正直、自分は博士課程に入ったばかりでまだかける言葉はありません。こういう言葉をかけるのが好きな時期もありましたが、それより背中を見せたいです。