Granite採択学生インタビュー

Information Science

Granite 情報科学領域

ユビキタスコンピューティングシステム研究室 博士課程2年上田 健太郎さん

あなたの研究テーマについて教えてください。What is your research theme?

予測精度と説明可能性を両立する金融市場予測モデルの構築に関する研究を主に行っています。
金融危機などに代表される過度な金融市場の変動は、投資や雇用、消費者信頼などへの悪影響を通じて、実体経済に深刻な打撃を与えます。
適切な金融市場予測モデルを構築し、金融市場を予測することは、このような事態に迅速に対応するための強力な意思決定支援として機能し、経済の持続的な安定と発展に重要な役割を果たします。

我々の研究では、より効果的な意思決定支援ツールとして機能させるため、社会から生まれる様々な種類のビッグデータや、LLMを活用することで、予測精度と説明可能性を両立させた予測モデルの構築に取り組んでいます。

なぜ博士課程へ進学しましたか?Why did you decide to pursue a doctoral program?

より自身の研究を深めたり、自由に研究を行える環境での生活を続けてみたいと感じたため、博士後期課程への進学を決めました。

研究留学を行い海外研究者とコラボレートしてみたいという気持ちが以前からあり、そのような機会も博士課程なら獲得しやすいと考えたのも進学理由の一つです。

Graniteの支援で役立っている・助かっていることを教えてください。Please share what has been helpful or beneficial through the support provided by Granite.

Granite IBCでは、他の領域の博士課程の方とも多く議論できる機会が与えられ、自身が行う研究技術を多角的で広い視野から見つめ直すことでき、非常に良い経験になったと感じています。

将来の目標、もしくはあなたが胸に秘めた野望があればぜひ教えてください。Please share your future goals or any ambitions you hold close to your heart.

研究技術はもちろんのこと、博士課程での様々な経験を活かし、社会に貢献できたらと考えています。

博士課程進学を考えている人へのメッセージをください。Please share a message for those considering pursuing a doctoral program.

留学した時に感じた肌感としては、日本の環境は海外と比べ、博士号それ事態は評価されづらい環境かと思います。
そこで、博士号を獲得することだけを目標にするよりは、その自由な時間をどのように過ごし、将来どうなりたいのかを考えながら生活すると、博士課程をより柔軟に過ごせるかなと思います!