Granite採択学生インタビュー

Materials Science

Granite 物質創成科学領域

機能超分子研究室南部 蓮琳さん

あなたの研究テーマについて教えてください。What is your research theme?

26-29-01

抗体医薬品リツキシマブを対象に、全長抗体、軽鎖および軽鎖可変領域の会合挙動を解析し、X線結晶構造解析などを用いて会合体形成の分子機構を研究しています。

本研究は、抗体の会合における軽鎖の役割を原子レベルで明らかにすることを目的としています。得られた知見は、抗体医薬品の凝集抑制や安定性向上につながり、より安全で高品質な医薬品の開発に貢献できると考えています。

なぜ博士課程へ進学しましたか?Why did you decide to pursue a doctoral program?

26-29-02

博士課程へ進学した一番の理由は、将来、研究職に就きたいと考えていたためです。

修士課程で研究に取り組む中で、自ら実験を計画して結果を考察することにやりがいを感じ、学会で研究成果を発表して他の研究者と議論することにも楽しさを感じました。こうした経験から、修士課程で研究を終えるのではなく、博士課程でさらに専門性と研究能力を高めたいと考えるようになりました。

一方で、進学にあたっては金銭面への不安が大きく、決断を迷っていました。しかし、NAIST Granite Programによる経済的・研究的な支援制度を知り、博士課程でも研究に専念できる環境が整うと考え、最終的に進学を決断しました。

Graniteの支援で役立っている・助かっていることを教えてください。Please share what has been helpful or beneficial through the support provided by Granite.

最も助かっているのは、やはり経済的な支援です。生活面での不安が軽減され、博士課程での研究に集中しやすい環境につながっています。また、現時点ではまだ留学できていませんが、海外で研究や学習に取り組むという貴重な経験に挑戦できる環境が整っていることも、Graniteの大きな魅力だと感じています。今後はこうした機会を積極的に活用し、自身の研究や視野をさらに広げたいと考えています。

将来の目標、もしくはあなたが胸に秘めた野望があればぜひ教えてください。Please share your future goals or any ambitions you hold close to your heart.

将来の目標は、研究職に就き、自分の研究を通して社会に貢献することです。

現在取り組んでいる抗体の会合や凝集に関する研究をさらに発展させ、より安全で安定した抗体医薬品の開発につながる成果を生み出したいと考えています。

私が胸に秘めている野望は、自分が関わった研究成果を実際の医薬品や技術として社会に還元し、人々の生活に貢献することです。

博士課程進学を考えている人へのメッセージをください。Please share a message for those considering pursuing a doctoral program.

26-29-03

博士課程では、実験が思うように進まなかったり、試行錯誤が長く続いたりすることもあります。そのため、実験や研究そのものを楽しめるかどうかは、進学を考えるうえで非常に重要だと思います。

実験があまり好きではない場合は、本当に博士課程へ進みたいのか、一度慎重に考えた方がよいかもしれません。一方で、自分で考えながら実験を進め、新しいことを明らかにする過程が好きな人にとって、博士課程は非常にやりがいのある環境です。

進学を検討する際には、指導教員や実際に博士課程で学んでいる先輩に話を聞き、研究環境や修了後の進路、利用できる経済的支援制度について早めに調べることをお勧めします。